やっとNoteを初めて一週間。今までは書き溜めたものを手直しして記事にしてきたが、いずれネタ切れになることはわかっているので、最近思うことを書きたいと思う。
2020年4月末に1人で法人を起こし活動を始めた。当初、キャッシュエンジンは会社員時代の経験を元に業務委託を受ける予定だった。そのキャッシュを中古戸建不動産に注ぎ込みキャッシュフローを増やしていく予定だった。しかしコロナの影響を受け、キャッシュエンジンとなるはずの業務委託先が2社とも解散してしまい中古戸建投資だけで走り始める事になった。当初は、戸建の購入、リフォーム等で忙しく動いていたが、5棟6室まで買い進めて行く中で、キャッシュが不足し立ち止まることにした。
立ち止まってみた時に、起業をするための知識があまりに足りなかったことに気が付いた。1人で一定の規模の収入を確保するビジネスモデルも、人を雇って規模を増やすビジネスモデルも十分に描くだけの知識がなかったのだ。
戸建不動産にキャッシュを投じてしまったので、それほど潤沢な資金があるわけではないため、キャッシュエンジンが欲しくいろいろな事業を検討した。シェアオフィス事業、コインランドリー事業、飲食デリバリー事業などだ。どの事業も実績のない私に資金を投じてくれる金融機関もなく、正に絵に書いた餅であった。しかし、自分自身に実績のない事業が上手くいくはずもなく、今では融資を断ってくれた金融機関に感謝してさえいる。
その事実に気がついてからは、毎日胃が痛い日々が続いた。どうすればよいのだろう。ネットを彷徨い、様々な方のブログを読み、そこで紹介された本を読み知識を増やしていった。知識が増えるにつれて、少しずつ将来の道が見え、胃の痛みが収まってきた。まだまだ不安は一杯であるが、起業し走り出してしまった以上、ビジネスモデルの再構築が必要だ。
その不安の中で出会った本が、大竹慎太郎氏の「起業3年目までの教科書」だ。勢いあまってAmazonで2冊も買ってしまったが、(やってしまった!)内容には、大きく勇気づけられた。ポイントは、大きく2点あったように思う。1点目は、「とにかく確実にキャッシュが得られる事業を最初にやること」2点目は、「経営者は、企業文化を作り、それに合う人を採用し、育てること」である。
特に良かったのは、「サイバーエージェント」「オン・ザ・エッジ」「ZOZO」「ユニクロ」「一風堂」などのスタートはなんでもない単純な事業からスタートしていることを教えてくれた点だった。私も原点に帰り、単純なビジネスモデルでキャッシュを得る姿を描きたい。
「企業文化を作り、それに合う人を採用し、育てること」は、銀行員時代、システム部でオープンシステムを運用するチームを3人から50人まで増やして運用した経験と殆ど代わりがなかった。キャッシュエンジンさえ手に入れることが出来れば、苦労はするだろうが、おそらくある程度までその企業を大きくする能力は自分にはあると思う。
今や企業は、大きなオフィスもいらないし、リモートワークが出来る業種であれば、働く場所も時間も自由だ。おそらくそのような働き方がスタンダードになるだろうし、そのような働き方を提供できない企業は生き残っていけないだろう。逆に言えば、起業したての会社の方が、しがらみのない分有利かもしれない。
頑張ってみよう。多分この苦しみの先には、明るい未来があるはずだから。
2冊買っても得だったと思う本だった・・・・。
「できるようになるまで努力しよう。行動しよう」By 大竹 慎太郎